探偵を誤って

淑女フェアレディZ。共に10年以上走り続けた黒い相棒。
矢のように走り、水面の葉のように流れ、
時には怪物のように地を削り方向を変えた4輪の獣。
走るだけでなく、窮屈なコクピットのなかで
お気に入りのコーヒーを飲んだり
屋根をあけ、星空を眺めながら眠りにつくこともあった。

夢と現実をこれでもかと押し込んだ鉄の箱、ゼット。
しかしそれも、時代の流れにその身を留める事はできなかった。

タレントの関根勉氏が以前、何かの番組で
「小さい頃の勘違い特集」のひとつとして、こんな事を言っていた。

探偵を誤って川に落ちた、という報道を聞いて
ゴメンナサイと言って川に落ちたんだと思っていた。

・・・つまり、謝って、ということか。

その時は自分も大笑いして、こんな事考えちゃう人居るんだー!
などと思っていたのだが。

つい先ほど、自分の幼い頃の勘違いを思い出して愕然とした。

任期満了による地方選挙、という報道を聞いて
みんなから熱烈に頼まれて選挙に出ることになったんだと思っていた。

・・・人気万両。

うわあああ!俺のバカあーーっ!!

心の中で、すぐに関根氏に謝罪した。

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