探偵物語の1シーン
今の僕…
暫く家を明け出張先から帰宅して
先ずすることはメールボックスを開ける
しょおもない広告チラシに埋もれた
請求書がドヅサリ
ホントどっさりを越える量
シャワーを浴び洗濯機を回しながら
束になった請求書を1ッずつ開封する
机の上に重なってる紙を眺める
昔見た探偵物語の1シーンを思い浮かべる
小心者で
ビビリの僕が
紙片に記載された数字を見て
驚かなくなった
人間…変遷を重ね
揉まれてくると
図太少々のことでは動じなくなってくる
これは決して良いことではない
昔のように
小心者でも
ビビリでもいいから
平穏無事な
サラリーマン生活を思い浮かべるのは
歳をとったせいかも知れない
でも…もう貧乏は嫌だな
普通より少し贅沢な生活を送ってしまうと
後戻りはできない