探偵相談を忘れて

ああ、おはよう!私は口を開けて寝るらしく、起きると喉がからから。
「おはよー」
キッチンに行って冷蔵庫を開けると、ポカリが入っていた。飲もう。
コップに注いでひとくち飲むと背後から桂子、
「そんなの飲んだら太るよ」
かっちーん。頭にきた私はコップの中身を元に戻した。私はその手のことを言われるとかなり過剰反応してしまう。
「飲んじゃいけないもん入れとかないでよ」
「ゆで卵食べなさい」
「イヤ。なんにもいらない」

探偵相談を忘れていた。桂子もゲンジもけっこう干渉屋。
こんなやりとりがしょちゅうあって、「じゃあいらない!」というくだりを繰り返し、私は摂食障害になった。

ああ、心がちょっとかゆい。
それでも廃人と化したペロくんと暮らすよりずっとましかな。
私生活能力ないからなあ。情けないけど寄生して暮らす以外できないんだ。
桂子もゲンジもだいぶ丸くなったとはいえ、私が17から家出を繰り返していたことの一因に、生活全般にかかわるコレがあったのだ。
ま、この調子なら太る心配はなさそうね。親さまさま。ラッキー、ということで。

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